発達障害専門センター主催 夏休み特別セミナー
2019年07月22日
【掲載担当者】発達障害専門センター
子どもの発達臨床における多面的アセスメントの意義
~教育と医療とのよりよい関係構築のために~
日時 | 2019年8月7日(水)18:30~20:00 |
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参加費 | 無料(臨床発達心理士・特別支援教育士・学校心理士・公認心理師) それぞれの資格の研修ポイントにはなりません。 |
場所 | 慶應大学南校舎 412教室 (定員 80名) https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html |
問い合わせ お申込み先 |
〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町3-2-3 日本橋オリーブビル4F 一般社団法人発達障害専門センター
TEL:03-6665-0039
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講師 | 神尾 陽子
●一般社団法人 発達障害専門センター 代表理事
●発達障害クリニック附属発達研究所 所長
●お茶の水女子大学 客員教授
●国立精神・神経医療研究センター 客員研究員
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教育現場で不登校や問題行動などが問題となっている子どもの多くに、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動性障害(ADHD)などの発達障害や発達障害特性がマスクされている場合は少なくありません。その逆に、発達障害と理解されている子どもにも情緒や行動の問題がマスクされているケースもしばしばあります。また愛着の問題として対応されているケースに発達障害や治療可能な情緒・行動の問題が重複してある場合もしばしばあります。
このように、実際には一人ひとりの子どもを障害種別または診断別に分類することは実情にあっていないばかりか、支援の方向性を見誤ることになりかねません。今日では、これらのメンタルヘルスの問題はひとつだけでなく、複数が関連しあって一人の子どもの行動に影響することがわかっています。子どもが困っていることを解決し、前向きに問題に取り組んでいく力を育てるためには、子どもを一面的に決めつけることなく、一人の人間として多方面からのアセスメントに基づき、理解することがとても大切です。
学校で誰にも理解されることなく、一人で困難を抱えている子どもたちが、ありのままに理解してもらえるならば初めて前向きになれるでしょう。そしてそこから一つ一つ問題に取り組んで克服していく勇気が生まれるでしょう。当日は、子どもを理解するための多面的アセスメントの意義と、そうした理解を学校全体で共有するシステム作りについてもご紹介いたします。メールまたはお電話にてお申込みください。奮ってのご参加をお待ちしております。