日本臨床発達心理士会 東京・山梨支部
研修報告【レポート】

2022年度 第1回 資格更新研修会(2022年11月13日開催)の報告

日程 2022年11月13日(日)9:00~12:00
会場 Zoomウェビナーによるオンライン研修
テーマ 学校現場における課題:これまでとこれから
講演

講演①

「学校におけるメンタルヘルスの問題―発達障害の2次障害を中心に」

松澤大輔先生(千葉大学子どものこころの発達教育研究センター)

講演②

「一人ひとりの子どもを主題にする学校教育をめざして」

荒瀬克己先生(独立行政法人教職員支援機構)

参加人数 374名

一昨年度、昨年度と同様に、今年度の資格更新研修会も、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインでの開催となりました。

今回の資格更新研修会では、「学校現場における課題:これまでとこれから」と題し、精神科医の松澤大輔先生によるご講演と、長く教育現場に勤められ、中央教育審議会第10期議会初等中等教育分科会長の荒瀬克己先生によるご講演という2つのご講演を通し、学校現場における課題やこれからの教育の目指す方向性について、より深く知り、これからを考える研修会となりました。

松澤先生のご講演では、「学校での発達障害配慮」、「二次障害について」、「10代の精神疾患について」、「早期発見の重要性」、「発達障害について」等の専門的な内容を、わかりやすくお話しいただき、これからの学校において、発達障害の児童生徒に対してどのような支援が必要であるのかについてのご示唆をいただきました。

荒瀬先生のご講演では、まず新学習指導要領における「主体的・対話的・深い学び」についてわかりやすくお話しいただき、さらに中央教育審議会答申「『令和の「日本型学校教育」の構築を目指して』(令和3年1月)における「個別最適な学び」についてご説明いただきました。「自己肯定感を養う」ことの重要性を述べておられ、これからの教育の方向性を教えていただくことができました。

参加者からの満足度も高く、有意義な研修会になりました。