日本臨床発達心理士会 東京・山梨支部
研修報告【レポート】

2025年度子育て・発達支援ネットワーク会員交流会の報告

日程 2025年11月30日(日)13:30~15:30
会場 江東区こども発達センター
参加人数 17名

乳幼児の発達支援に携わる心理士同士が、現場の実践を持ち寄り、学び合うことを目的にポイントのつかない会員交流会を企画いたしました。

世話人3名が話題提供をした後、3つのグループに分かれて情報交換会を行っています。最後に希望者のみで施設見学・教材見学を行いました。

話題提供では、臨床発達心理士の業務の概要として、児童発達支援や放課後等デイサービス等の療育について、保育所等訪問支援や特別支援学校の外部専門家としてアセスメントやコンサルテーションについて等の説明がありました。その後保育所巡回を通しての多職種連携や知能検査・発達検査の実施や活用・フィードバックについて等の話がありました。

情報交換会では、それぞれの業務について情報を出し合いました。同じ事業でも自治体によって役割ややり方、考え方が異なることを知ったり、それぞれのスキルを向上させるためにどうしていけばいいか等を話しあいました。また、多忙な業務をこなしている方が多く、お互いの頑張りをねぎらい合って、同じ苦労や悩みを持つ仲間がいることも確認出来ました。

3年以内に資格取得をした方が半数以上いたため、心理士としての働きや役割について先輩の体験を聞く機会にもなったと思います。

交流会後のアンケート結果もおおむね好評で、今後の参加は希望しないという方はいませんでした。取り上げたいテーマとしては、保護者や多職種との関わり方についてや発達検査・知能検査の読み取り方や支援への繋げ方、事例をあげてのディスカッション、業務の合理化の取り組みについて等があげられました。