日本臨床発達心理士会 東京・山梨支部
研修報告【レポート】

2017年度 第2回 資格更新研修会(2017年11月5日)の報告

日程 2017年11月5日(日)  13:30~15:30
会場 TKPガーデンシティ竹橋   大ホール
参加人数 137名
テーマ ASD児・者の理解と支援   ~ 心理職、教員に知っておいてほしいこと ~
講師
  • 片岡 聡 先生(NPO法人 リトルプロフェッサーズ)
  • 綿貫 愛子 先生(NPO法人 リトルプロフェッサーズ)

臨床発達心理士(学校に関わる心理職、教員)は、診断されているいないにかかわらず、自閉症スペクトラム障害(以下、ASD)児などの支援を必要としている子どもたちにたくさん出会う。しかしながら、臨床発達心理士を含めた専門家といわれる人たちでも、ASD児などの発達障害についての理解が不十分なために、誤った評価をしたり、子どもの特性に合わない指導や対応をしていることがあり、「熱心な無理解者」になってしまう場合があると言われている。

今年度第2回目の資格更新研修会では、ASD者当事者の片岡聡氏と綿貫愛子氏をお招きし、ASD児・者への理解と支援について臨床発達心理士に理解してほしいこと、期待することなどをテーマにご講演いただいた。

片岡氏からは、ご自身やピアサポートの現場で実体験されたことをもとに診断がASD児者に及ぼす影響や集団療法がASD児者に及ぼす影響をご講演いただいた。綿貫氏からは、ご自身の生育歴やご家族とのエピソードやASDの特性を楽しむ余暇活動の大切やSSTのリスクなど、ご講演いただいた。

参加者からも好評で、「学校で関わっている何人もの子どもの顔が浮かび、なるほど、そういうことかと理解できた」「当事者の視点から学ばせてもらうのは貴重である」「楽しめる経験やありのままを認められる経験が大切なんだと感じた」「当事者の発達期からの経験をふまえた対応方法、経過を具体的にしることができた」「支援する側に伝えたいことがよくわかった」「具体的な話が多くイメージしやすかった。今の立場でできることややっていきたいことを考えるきっかけにもなり、とても有意義な研修会だった」という感想が寄せられた。