2019年度 第2回 資格更新研修会(2019年11月17日)の報告
日程 | 2019年11月17日(日) 9:30~16:30 |
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会場 | エッサム神田ホール2号館 |
参加人数 | 133名 |
テーマ | 発達支援を必要とする子どもの理解と臨床発達心理士としての支援 |
講師 | 佐竹 真次 先生(山形県立保健医療大学) |
講義の最初に、発達につまずきのあるこども達が「自分は生きる価値のある人間だ!」と思える自尊感情を育てるためには、無条件の承認が必要で、適切なほめ方をしたり無駄なしかり方をしないことが二次障を起こさないことにつながるという説明を具体例を交えてしていただきました。
その後ADHD児の感覚と攻撃性の関連性やLD児のイラスト漢字練習について、自閉症スペクトラム症の虐待との関係について等様々なデータや事例を基に講義があり、午前の後半には、行動支援のバイパスモデルについての説明後、ワークとディスカッションを行い、行動分析の仕方を学びました。
午後は、発達障害の人のパーソナルスペースや見つめる・触れる・表情等の許容範囲について、実験データを基にした講義があり、その後巡回相談やコンサルテーション時の臨床発達心理士としての視点や個別支援計画について、就労支援のための考え方等具体的なポイントを教えていただきました。午後のワークでは事例を基にグループで発達支援計画表を作成し、発表をしたものに先生からアドバイスがありました。
全体を通して、多くの事例についてお話を頂き、具体的なイメージを持つことが出来ました。また、合間で手品を披露していただくことがあり、アンケートでも「先生の手品を楽しみにしていました」という感想が複数上がっていました。