日本臨床発達心理士会 東京・山梨支部
研修報告【レポート】

2019年度 第2回 発達臨床研究ネットワーク研修会(2019年11月23日)の報告

日程 2019年11月23日(土)  13:30~16:30
会場 TKP新宿モノリスカンファレンスセンター カンファレンスルーム 11A
参加人数 74名
テーマ JASPERの理論と実際
講師
  • 黒田美保先生(名古屋学芸大学)
  • 須藤幸恵先生(BRIDGEこころの発達研究所)

黒田美保氏からは、自閉スペクトラム症の早期支援の介入方法であるJASPERプログラムの理論と方法のエッセンスをご紹介して頂きました。JASPERプログラムは遊びを通して、他者と物事を共有する力に働きかけ、対人関係における自発性を育てることを目的として、子どもの適切な遊びの行動を大人が模倣し、遊びのパターンを作りながらそれを広げて、遊びの中で、視線や指差しなどの身振りを使って共同注意を引き出すものであり、「遊び」において有効な視点を学びました。

後半は、須藤幸恵氏の事例発表を通して、関わり合いが豊かに広がっていく遊びの展開に触れることができました。

大変興味関心の高いテーマであったため、受講者の熱心な質問も多く、「さらに詳しくJAPSPERプログラムについて学びたい」との感想も頂きました。